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COLUMN

院長コラム

月経困難症・月経前症候群(PMS・PMDD)

大阪市福島区で産婦人科、栄養療法をしている レディースクリニック THE NEW WAVES 福島・梅田 です。

 

前回のコラムでは、月経不順、無月経を起こす病態についてお伝えしました。

今回は月経困難症とPMS(月経前症候群)についてです。

 

月経困難症について

生理のたびに、こんな症状で日常生活がつらくなっていませんか?

・下腹部痛・腰痛・頭痛

・吐き気・疲労感・脱力感

日常生活に支障が出るほどの生理痛は、月経困難症として治療の対象になります。

 

2つのタイプがあります

機能性月経困難症(原因となる病気がないもの):10〜20代に多く見られます。子宮頸管が狭いために子宮が過剰に収縮し、痛み物質(プロスタグランジン)が産生されることで、痛みや吐き気が起こります。

器質性月経困難症(原因となる病気があるもの):子宮内膜症・子宮腺筋症・子宮筋腫などが原因で起こります。まずは原因となる病気の治療が基本となります。

 

治療法のご紹介

💊 低用量ピル

エストロゲンとプロゲステロン、2種類の女性ホルモンを合わせたお薬です。

・1日1回、決まった時間に内服します

・飲み始めは月経開始日からスタート

気になる副作用は?

飲み始めの1〜2ヶ月は、軽い吐き気・頭痛・不正出血が起きることがありますが、体が慣れると落ち着いてきます。エストロゲンが含まれるため深部静脈血栓症のリスクがありますが、妊娠中・産後と比べるとリスクはかなり低めです。

当院では内服前と内服中に定期的な血液検査を行い、安全を確認しながら処方しています。

なお、喫煙は血栓症のリスクを高めるため、処方できない場合があります。詳しくはご相談ください。

飲み忘れたときは?

24時間以内に気づいた場合は、その時点で1錠内服してください。

飲み忘れが続くと不正出血や避妊効果の低下につながります。不安な場合はお気軽にご相談ください。

 

💊 ジエノゲスト錠

プロゲステロンのみのホルモン剤です。エストロゲンが含まれないため、血栓症のリスクがありません

不正出血のリスクがあるため、月経中から内服を始めることを推奨しています。出血が多い場合は、4〜7日間あえて休薬してリセットする方法もあります。

続けることで月経量がだいぶ減り、生理が止まったような状態になることもありますが、将来の妊娠能力への影響はありません

詳しい検査も必要になりますので、まずは一度ご受診ください。

 

🔹 ミレーナ(子宮内器具)

子宮の中に入れる小さな器具で、プロゲステロン剤がゆっくり子宮内膜に作用し続けます。

・月経量の減少・月経痛の改善が期待できます

最長年間有効でコストパフォーマンスが高い

・飲み忘れの心配がないのも魅力です

不正出血リスクを減らすため、月経直後に挿入します。

挿入時の痛みが不安な方も多いですが、事前の診察で丁寧にご説明します。

挿入を希望される方は、事前に検査が必要ですので一度ご受診ください。

 

あなたに合った方法を一緒に選びましょう

SNSや周りの方からの情報はたくさんありますが、自分に何が合っているかわからなくなることもありますよね。

生理のつらさは「がまんするもの」ではありません。あなたに合った月経コントロールを見つけるお手伝いをさせていただきます。まずはお気軽にご相談ください。

 

月経前症候群(PMS)・PMDD について

生理の〜10日前になると、こんな症状が出ることはありませんか?

・腰痛・腹痛・頭痛などの体の不調

・イライラしたり、気持ちが落ち込んだり…

これらをまとめて**月経前症候群(PMS)**といいます。生理前にプロゲステロンというホルモンが多く分泌されることで、こうした症状が起こりやすくなります。

 

PMSの中でも特につらい「PMDD」

PMSの中でも、とくに気持ちへの影響が強いものを**PMDD(月経前不快気分障害)**といいます。

・強い気分の落ち込みや不安感

・感情のコントロールが難しくなる

・気づいたら涙が止まらない

・抑えられない怒りが湧いてくる

毎月こんな状態に振り回されてしまうのは、本当につらいことです。「気の持ちよう」ではなく、ホルモンによる体の反応なので、一人で抱え込まないでください。

 

治療・対処法について

月経困難症と同様の治療法が基本となりますが、症状に合わせて漢方薬やその他のお薬で対応することもできます。

症状の種類や強さによって、合うお薬は人それぞれ異なります。「これってPMSかな?」と思ったら、ぜひ一度ご相談にいらしてください。

 

※本内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断や治療を目的としたものではありません。

症状が気になる場合は、医療機関でご相談ください。

 

当院では、女性医師が在中しており、栄養療法にも力をいれています。

土曜日は第2・4週、日曜日は第3週に診療しております。

 

お気軽にご相談ご予約お待ちしております。