院長コラム
子宮頸がん、子宮頸がんワクチン、子宮体がんについて
大阪市福島区で産婦人科、栄養療法をしている レディースクリニック THE NEW WAVES 福島・梅田 です。
前回のコラムでは、月経困難症とPMSについてお伝えしました。
今回は子宮頚がんワクチン(HPVワクチン)についてです。
HPV(ヒトパピローマウイルス)とワクチンについて
HPVってどんなウイルス?
子宮頸がんの主な原因のひとつが、**HPV(ヒトパピローマウイルス)**への感染です。

HPVは男女ともに感染する、とても身近なウイルスです。性経験のある方が一生のうちに一度でも感染する確率は、男性で約91%、女性で約85% といわれています。
ただし、感染しても90%以上の方は自分の免疫力で自然に治癒します。
問題になるのは、リスクの高い型のHPVに感染した状態が長期間続いた場合です。以下のような病気につながることがあります。
・子宮頸がん・肛門がん
・尖圭コンジローマ(性器にできるイボ)

参考文献:もっと知りたい 子宮頸がん予防
HPVワクチンで防げること
HPVワクチンは、HPVへの感染を防ぎ、これらの病気のリスクを下げることができます。
現在のワクチン(9価)でカバーできる9種類のHPV型は、日本人の子宮頸がん患者の88%以上、肛門がんや尖圭コンジローマの95%をカバーできるといわれています。
⚠️ ワクチンは「接種後の感染を予防する」ものです。すでに感染している状態を治すものではありません。性交渉の経験がない時期に接種するほど、予防効果が高くなります。

参考文献:もっと知りたい 子宮頸がん予防
定期接種の対象と接種スケジュール
定期接種の対象は、小学校6年生〜高校1年生相当の女子です。
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1回目の接種時期 |
接種回数 |
スケジュール |
| 15歳未満 | 2回または3回 | 1回目から6~12ヶ月後に2回目
1回目の2ヶ月後に2回目、6ヶ月後に3回目(選択できます) |
| 15歳以上 | 3回 | 1回目の2ヶ月後に2回目、6ヶ月後に3回目 |
副反応について
よくある副反応(数日で落ち着くことが多いです)
・接種部位の痛み・腫れ・赤み
接種後に起こることがある反応
緊張や痛み・恐怖などをきっかけに迷走神経反射が起こり、気分不良・めまい・ふらつき・失神などが起きることがあります。思春期の女性に多いですが、男性にも起こりえます。
その他の症状について
接種後に痛み・しびれ・動かしにくさ・不随意運動などの症状が報告されていますが、現時点では「ワクチン接種との因果関係がある」とは証明されていません。現在も調査が続けられています。
気になる症状が出た場合は、遠慮なくご相談ください。
ワクチン接種後も検診を忘れずに
ワクチンを接種した後も、子宮頸がん検診を定期的に受けることが大切です。20歳以上の方は、多くの自治体で2年に1回、自治体の検診を利用して受診できます。
日本は他の国と比べて、ワクチンの接種率・検診の受診率ともに低い状況です。ワクチンと検診、両方を組み合わせることが、子宮頸がんの予防に最も効果的です。
自治体によって案内の方法や受診時期が異なりますので、詳しくはお問い合わせください。

※本内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断や治療を目的としたものではありません。症状が気になる場合は、医療機関でご相談ください。
当院では、女性医師が在中しており、栄養療法にも力をいれています。
土曜日は第2・4週、日曜日は第3週に診療しております。
お気軽にご相談ご予約お待ちしております。