T H E   N E W   W A V E S
COLUMN

院長コラム

子宮体がん、子宮内膜増殖症について

大阪市福島区で産婦人科、栄養療法をしている レディースクリニック THE NEW WAVES 福島・梅田 です。

 

前回は、子宮頸がんについてお話ししました。

今回は子宮体がん、子宮内膜増殖症についてです。

 

子宮体がんについて

「婦人科検診」=「子宮頸がん検診」です

一般的に「婦人科検診」といわれるものは、子宮頸がん検診を指します。

では、子宮体がんの検診はないの?と思われるかもしれません。実は現在、子宮体がんは定期的な集団検診の対象に含まれていません。

その理由は以下のとおりです。

子宮の奥まで検査するため、感染症や痛みのリスクがある

・偽陰性(がんがあるのに見逃す)や偽陽性(がんではないのに疑いが出る)の誤差が少なくない

集団検診によって死亡率が下がるという研究結果がない

参考文献:もっと知りたい 子宮頸がん予防

 

子宮体がんのサインは「不正出血」

子宮頸がんと違い、子宮体がんは初期症状として不正出血が出やすいのが特徴です。

以下のような出血には注意が必要です。

・生理以外の時期の出血

・閉経後の出血

こうした症状がある場合や、診察で子宮内膜が厚いと判断された場合、または乳がんなどのホルモン治療中など子宮体がんのリスクが考えられる場合は、子宮体部(内膜)の細胞診検査をお勧めします。

 

検査の流れ

①子宮内膜細胞診 まず細胞を採取して検査します。

②子宮内膜組織診 細胞診で疑いが出た場合は、組織を採取してより詳しく調べます。

③子宮内膜全面掻爬術 組織診で子宮内膜増殖症の疑いが出た場合に行います。がん細胞がないか、子宮内膜全体を詳しく確認します(当院で対応可能です)。

 

検査結果と対応

・単純型子宮内膜増殖症

子宮内膜が厚くなっているだけの状態です。基本的には経過観察でよいですが、不正出血が続く場合はホルモン治療を行います。

・子宮内膜異形増殖症

将来、子宮体がんになる可能性が高い前がん病変です。すでにがんが一部できている可能性もあります。一般的には子宮全摘術が必要になりますが、妊娠する力(妊孕性)を残す治療法もあります。

・子宮体がん

手術が必要になりますので、高度な医療機関へご紹介します。

 

がんは「早期発見」がすべてを変えます

子宮や卵巣に限らず、悪性腫瘍は早く見つけるほど治療の負担が少なく、完治できる可能性が高くなります

一方、進行してからの治療(手術・抗がん剤・放射線)は体への負担が大きく、副作用が強くなることで治療を続けられなくなるケースもあります。

早く見つけて、早く治療する。 そのためのがん検診です。

症状がなくても、定期的な検診を受けることが自分の体を守る一番の方法です。気になることがあれば、いつでもご相談ください。

 

※本内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断や治療を目的としたものではありません。

症状が気になる場合は、医療機関でご相談ください。

 

当院では、女性医師が在中しており、栄養療法にも力をいれています。

土曜日は第2・4週、日曜日は第3週に診療しております。

 

お気軽にご相談ご予約お待ちしております。