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COLUMN

院長コラム

子宮頸部上皮異形成、子宮頸がんについて

大阪市福島区で産婦人科、栄養療法をしている レディースクリニック THE NEW WAVES 福島・梅田 です。

 

前回は、子宮頸がんワクチンについてお話ししました。

今回は子宮頸部上皮異形成、子宮頸がんについてです。

 

子宮頸がんの検査と治療について

子宮頸がんの症状と予防

子宮頸がんは、HPV(ヒトパピローマウイルス)への感染が主な原因です。

症状としては不正出血や接触出血(性交後の出血など)がありますが、こうした症状が出るころにはすでにかなり進行していることが多いです。

初期は自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行してしまう危険があります。

だからこそ、

・13~16歳:HPVワクチンで感染を予防

・20歳以上:子宮頸がん検診を定期的に受ける

この2つが強く推奨されています。

参考文献:もっと知りたい 子宮頸がん予防

 

細胞診の結果について(ベセスダ分類)

子宮頸がん検診では細胞診という検査を行います。現在は「ベセスダ分類」という、より細かい分類方法が使われています。

「NILM」の判定は、正常です。定期検診を今後も継続しましょう。

ASC‐USと判定されたら

「正常とは言い切れないけれど、異形成(細胞の異常な変化)とも断定できない」状態です。この場合、HPVによるものかどうかを調べるため、ハイリスクHPV検査を行います。

・陽性の場合 → 子宮頸部組織診へ

・陰性の場合 → 6ヶ月〜1年後に再度細胞診

LSIL以上と判定されたら

より明らかな細胞の変化が見られる状態です。この場合は子宮頸部組織診が推奨されます。

 

子宮頸部組織診(コルポスコピー)とは?

コルポスコープという拡大鏡を使って子宮頸部を詳しく観察する検査です。

子宮頸部に酢酸(お酢の成分)を塗ることで、細胞に変化がある部分が浮き出て見えやすくなります。変化のある部分を数か所採取し、病理検査に提出します。

痛みは少ない検査ですが、採取した部分から出血が多くなる場合があります。検査当日は激しい運動・飲酒を控えてください。

参考文献:子宮頸がん 用語集

 

組織診の結果と対応

結果

状態

対応

CIN1

上皮細胞の1/3以下に変化

約8割が自然治癒。3ヶ月ごとの定期検診で経過観察

CIN2

上皮細胞の2/3までに変化

慎重に経過観察。場合によっては子宮頸部の焼灼治療が必要

CIN3またはAIS

上皮細胞の大部分に異形細胞

円錐切除術(子宮頸部を円錐状に切除)が必要

浸潤がん

基底膜を超えて広がった状態

がんの治療へ

参考文献:もっと知りたい 子宮頸がん予防

 

円錐切除術を受ける方へ

検査と治療を兼ねた処置ですが、以下のリスクがあります。特に妊娠を希望される方はご注意ください。

・子宮頸管が短くなることで流産・早産のリスクが高まる

・子宮頸部が狭くなることで生理痛が強くなる可能性がある

 

早期発見が何より大切です

子宮頸がんは、早い段階で発見・治療すれば、がんになる前に完治できる病気です。

自覚症状がないからこそ、定期的な検診が命を守ることにつながります。「症状がないから大丈夫」と思わず、ぜひ定期的に検診を受けるようにしましょう。

ご不明な点やご心配なことがあれば、お気軽にご相談ください。

 

※本内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断や治療を目的としたものではありません。

症状が気になる場合は、医療機関でご相談ください。

当院では、女性医師が在中しており、栄養療法にも力をいれています。

土曜日は第2・4週、日曜日は第3週に診療しております。

 

お気軽にご相談ご予約お待ちしております。